袱紗(ふくさ)という小さな風呂敷のようなものがあります。

小さな風呂敷のような正方形の形をした、表と裏で縫い合わせた、主に絹で作られた小物の一つなのですが、お茶席やお祝い事(結納など)で使われます(祝儀だけでなく不祝儀に使う袱紗もあります)

袱紗は、表裏が縫い合わさっているので、染み抜きが難しい

袱紗は、先に書いたように、表と裏の生地が縫い合わさっている状態なので、他の衣類などに比べて、染み抜きがちょっと難しい面があります。

もちろん、縫製してあるだけですから、縫製を解いて表と裏を別々にすれば良いのですが、そうするとまた縫い直す必要が出てきます。

そして、袱紗の仕立ては着物の仕立てとはまたやり方が違うので、着物の仕立て屋さんに頼んでも断られてしまう可能性が高いのです(なをし屋は袱紗の染め屋さんと長年のお取引がありますので、お願いすれば縫直ししていただけますが)

 

袱紗 染み抜き・クリーニング前

 

今回お預かりさせていただきました袱紗も、表と裏があり縫い合わさっていましたが、お急ぎのご依頼でしたので、縫製を解かずに染み抜きさせていただきました。

(画像はありませんが、この画像部分の裏側にも、原因不明の脱色などがある状態でした)

出来るだけ裏面に影響を与えないように知恵を絞って慎重に染み抜き作業を進めていきました。

 

袱紗 染み抜き・クリーニング後

 

黄ばみのシミを抜き、染色補正で元に戻す作業を行いました。

ご使用に支障のない状態に直せたかと思います。

お返し後、お客様よりご丁寧にお礼のお電話を頂戴いたしました。

着物とお洋服を主に承っておりますが、このようなちょっと特殊なお品物もお気軽にご相談くださいませ。

【参考価格】画像部分のシミの染み抜き 15,000円程度(税別)
※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)

染み抜きとクリーニングの料金表はこちら

なをし屋の染み抜き技術についてはこちら