着物の多くに使われている絹(シルク)の生地ですが、シルクは水に濡れて乾くと、輪染みになりやすい性質があります。

シルクが水に濡れて乾くと輪染みになりやすい理由

絹(シルクは)水ジミが出やすい

シルクの生地の製品は、着物に限らず、水に濡れて乾くと輪染みが出ます。

これは、シルクの生地に含まれている不純物や糊分が、水に濡れた際に溶け出し、乾く際に濡れた部分の外周にとどまった状態で乾くので、その外周に濃く残った不純物などが、輪染みの原因となっています。

このような水溶性の物が水で溶けてシミになった場合、このシミを落とすには清潔な水を使って再度溶かしてぼかして乾かすか、その部分の不純物などを洗い流す必要があります。

 

シルクワンピース 水ジミ 染み抜き・クリーニング前

 

シルク(絹)のワンピースですが、お食事中にシミを付けられて、慌てて水で叩いて染み抜きをしたところ、濡らした部分が乾いた跡が、輪染みになった状態でした。

先にお話したように、シルク製品は水を使うと輪ジミになりやすく、また、水に濡れた状態で擦るとスレ(生地表面の毛羽立ち)が起こりやすいので、着物も含めて、水や洗剤を使った自己染み抜きは、くれぐれも行わないようにお願いいたします。

ネットで染み抜きと検索すると、シルク製品でも自分で簡単に染み抜き出来るかのごとく書いてある記事が上位に表示されていますが、自己染み抜きで失敗して当店のような専門店に助けを求めるご依頼は多いので、大事な衣類は自己染み抜きは避けた方が無難かと思います。

 

シルクワンピース 水ジミ 染み抜き・クリーニング後

 

当店はもちろん染み抜きのプロなので、生地を傷めることもなく、綺麗に落とせました。

【参考価格】画像部分の染み抜き 2,000円程度(税別)
※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)

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