ヘアカラーのシミは、仮に染み抜き難易度ランキングというものがあれば、ベスト5くらいにはランクインするぐらいには、難易度が高いシミかと思います。

理由としてしては、ヘアカラーというのは、薬剤を使って化学的に毛髪を脱色・染色するものなので、繊維類などにヘアカラーの液が付くと、その繊維に対して化学反応を起こし、繊維を脱色もしくは染色してしまいます。

ヘアカラーは化学反応で脱色・染色している

そうなってしまうと、単に何かが付いている状態と違い、繊維そのものを変化させてしまっているので、汚れを落とす方法ではなくその変化を取り除いて(ある意味なかったことにして)から直す必要があるので、染み抜き自体も繊維に対して化学的な反応を起こしてやる必要があるわけです。

そのシミ抜きにおける化学反応は、元の染色を変化(脱色など)させてしまうぐらいに強力なものなので、ヘアカラーのシミを抜く場合は、多くの場合にシミ抜き跡の色修正が必要になりますし、ヘアカラーの化学的変化も強力なので、シミ自体が完全に落とせない場合も多いです。

 

ヘアカラー シミ 染み抜き・クリーニング前

 

着物の襟にヘアカラーのシミが付いています。

このヘアカラーのシミは、カラー液そのものが付いて化学的変化を起こしたシミではなく、カラー後に襟足から付いたものなので、ヘアカラーのシミではありますが、液が付いて変化したシミに比べると、それほど強い染み抜き作業を行う必要はありませんでした。

 

ヘアカラー シミ 染み抜き・クリーニング後

 

着物の染色も傷めず、きれいに落とすことが出来ました。

【参考価格】画像部分の染み抜き 10,000円程度(税別)
※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)

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