CELINEZ（セリーヌ）ネクタイの食べこぼしのシミ

ボクは職人で普段の仕事は作業が中心ですので、スーツを着ることは少なく、したがってネクタイを締めるのも年に数回程度なのですが、お勤めされている男性は、ネクタイを締めるのは日常という方は非常に多いかと思います（ノーネクタイの会社も増えているらしいですが、それはまた別の話）

出勤前にネクタイを締めると、帰宅して着替えるまでは締めたままですので、食事をされる時もネクタイを締めた状態で飲食されますから。ネクタイを食べこぼしや飲みこぼしのシミで汚してしまうことは多いようです。

実際、なをし屋でもネクタイのシミのご相談は結構多いご相談でもあります。

ネクタイに、おそらく飲食の時に付いた食べこぼしと思われるシミがあります。

ご依頼者様のお話では、クリーニングに出したものの、シミは落ちずに返ってきたそうです。

食べこぼしのシミが厄介なのは、食べ物の多くはタンパク質を含んでいるのですが、タンパク質は熱を加えたり年月が経つと、凝固して非常に落ちにくいシミになってしまうことがあります。

今回のこのネクタイのシミも、クリーニング済みですので、仕上げの蒸気アイロンの熱でタンパク質が凝固している可能性があります。

実際に染み抜きを行ったところ、凝固まではいっておりませんでしたが、少し落ちにくいシミに変化しており、染み抜きを繰り返す必要がありました。

落ちにくいシミではありましたが、染み抜きを繰り返すことで綺麗に落とすことが出来ました。

【参考価格】画像部分の染み抜き 4,000円程度（税別）
（※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。）