着物の染み抜き京都職人の、こぼれ話など。
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2009年9月

そら、あきまへん

いきなり変なタイトルですが、 関西弁で「それはダメですよ」って意味です 染み抜きを謳うお店も増えてきて、 このブログみたいに染み抜き事例を載せているブログやサイトは たくさんあるようです。 その中で、ほんのごく一部の人だと思いますが、 他人の事例を自分がやった事例として勝手に載せたり、 事例を捏造?している人がいるようです 後者は証拠が無いので判断が難しい部分があると思うのですが、 実際に染み抜きや色掛けをしている人間から見たら、 「いくらなんでも、これはこんなに完璧に直せないだろう~」 ってな感じの事例は時々見かけます。 例えば、ストライプの柄が大きく完全に脱色している事例があるとして、 どんなに修正の腕が良くっても、完璧に分からなく柄を復元するなんて、 ほぼ不可能なんですよ もし出来る人がいたら、弟子入りします(笑) 出来ない事例を載せて依頼が増えたとしても、 修正出来なかったら何の意味もないと思うんですけどね・・・ 人それぞれと言われれば、しょうがないんですけど。 今回の事例は、紬のお着物にシミがついて変色したという事例です。 紬の着物の染み抜きが難しいと言われるのは、 糸を先染めして織りで模様を表現した、 いわゆる織物の部類に入るからです。 織物の柄は一度脱色してしまうと、 元に戻すのが非常に困難になります このお着物も、他のお店で染み抜き不可能と判断されたそうです。 確かに、このシミを落とすのは難しい部分があるのですが、 染み抜き方法を吟味して手間を惜しまなければ、 着用に問題ないまでは修復出来る筈です。 時間はかかりましたが、 ほぼ分からないくらいには染み抜き出来ました ちなみに、ウチは捏造してません(笑)

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