2008/6/4 水曜日

瞬間接着剤の染み抜き

Filed under: しみ抜き こぼれ話 — admin @ 23:15:27

瞬間接着剤のしみ抜き

瞬間接着剤の染み抜きは、クリーニング店で断れてしまうことの多い事例ではないでしょうか?

今回のパンツも、大手クリーニング店さんの染み抜きタグが付いていました

なんで断られるか?と言うと、ちょっとやそっとじゃ落とせないからなんですね

通常、樹脂などを染み抜きする場合、樹脂を溶かす有機溶剤などを使うのですが、瞬間接着剤は、普通の有機溶剤じゃ、びくともしません

そこで、ちょっと変わった薬品を使うのですが、これとて簡単に落ちる訳ではなく、何度も何度も繰り返し染み抜きすることで、やっとこさ落ちるのです

とまぁ、えらそうに言いましたが、ホントは僕も、とある方に教えてもらったんですけどね(゚∀゚)アヒャヒャ

誰かは明かせませんが、染み抜きの世界では超有名人です

落ちないボンドのシミも、諦める前に技術のあるお店へ

瞬間接着剤のしみ抜き

2008/6/1 日曜日

着物の救世主?

Filed under: しみ抜き こぼれ話 — admin @ 0:55:32

おせん

おせん」ってドラマ、ご存知ですか?
実は、僕はじっくり観たことありません(笑)

蒼井 優さん主演のドラマなんですけど、蒼井さん演じる主人公「おせん」が、毎回、大正から昭和初期の着物(復刻品もあるようですが)を着ていまして、その着物に対する問い合わせが殺到しているらしいです

ここ数年、いわゆる「大正ロマン」とよばれる系統のアンティーク着物が、若い女性達に人気があるというのは、呉服業界の端くれである僕も耳にしてました

ですが、やはり着物を着てくださる人口は年々減少しているわけでして、呉服業界をとりまく環境は、悪化の一途を辿ってます

そんな中、着物に関心を持ってくださる方が増えるのは、とても嬉しいことだと感じます

少しでも、着物の魅力に気付いて貰えたらよいな~と、明日からはドラマを観ようと決心した、染み抜き京都職人でした

2008/5/15 木曜日

誰かがやらねば(*・ω・)ノ

Filed under: しみ抜き こぼれ話 — admin @ 22:37:22

着物の柄足し

着物が出来上がるまでには、多くの職人さんの手を経ている(いわゆる分業制)というのはよく知られていると思いますが、出来上がった着物に「柄を描く」専門の職人さんがおられることは、あまり知られていないのではないかと思います。

最初にこのお着物をお預かりした時、(普通の染み抜きでは綺麗にならないなぁ~)と判断したので、その柄描き専門の職人さんに、「柄を描いてシミを隠して欲しい」とお願いしました。

しかし、返ってきた答えは、「ぼかし(染色技法の一つで、グラデーションになっていく染め方)がうまく表現できないから、ムリです」でした。

他の職人さんにも聞いてみましたが、答えはほぼ同じでした

プロが言うんだから仕方ない、この着物は染み抜き出来ないとご説明して、お客様に返そう・・・ と、一度は決断したのですが、お客様とお話してみると、すごく落胆されているのが伝わってくるんですよね・・・

お話を聞いてみると、ご自身が以前着た振袖を、娘さんの成人式に着せてあげたいというお母さんのご依頼だったんです。

「どんな方法でもよいから、娘に着せてやれるようにしてくれませんか?

こうなったら、僕がやるしかない!(`・д・´)
お客様に、「なんとかします」って言っちゃいました(笑)

言ったからには何とか結果を出さないといけませんので、あれこれ試行錯誤の日々が続きます。

何度かテストした後、これなら何とかなりそうだ・・・という方法を編み出しました
シミを隠す」という行程が必要になるので、完全に元通りと言うわけにはいきませんが、かなりいい感じに仕上がったのではないかと自負しております

他店で断われたお着物、あきらめずに、一度ご相談下さい

着物の柄足し

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